音楽家の発言考察委員会会議〜no.1〜
細美武士さん
説明不要、日本が誇るバンドのギター・ボーカル。
音楽の話はまた別の場面で記すとして。
この方々の音楽は、知ってたけどあまり聞かなかった。
聞かなかったけど、MONOEYESの Two Little Fishesが聞こえて振り返ると
眩い光を放つフロントマン、細美武士がいたわけです画面の中に。
音楽家を、音楽以外のことで語るのは野暮だってのは分かるんですが
細美さんの言葉に、今このタイミングで出会えたのはやっぱり嬉しいし、運命ってすごいなと思ったから、何も気にせずだらだら綴ります。
細美さん含め、細美さん音楽のリスナーの皆様は、寛大な方々ばっかだと思うので、生暖かく、にわかの戯言と聞き流してください。
『甘い人間は、好きじゃない。』
『俺はそこまで弱い人間じゃないから。』
『失敗したことだけが自分を成長させてくれた。』
『あの時、あの失敗をして本当に良かった、て思う日が来ると思うんだ俺は。
だからその日が来るまで腐らずにやることが俺は大事だと思うんだ。』
『その失敗はいつか必ず(残りの)人生であなたを救ってくれると思うんだ。』
とか、
ツアーの時は自分で車を運転していくことに対して、大変じゃないですかの質問に
『みんな大変だし、そんなことは当たり前だと思う。』
とか、
『自分が幸せかどうか、自分の状況がプラスかどうかは自分が勝手にそうすれば良いだけの話で、周りの状況が今の自分が幸せか恵まれているか決定するんじゃないんだ。』
とか、
『元々行こうと思ってたところじゃなかったにしろ、たどり着いた場所から振り返ると
全部の道のりが、意味があったなと思える日は必ず来るので。
まっすぐ最初に思い描いたとこに行けることだけが、幸せじゃないよ。』
『まぁ俺は思い描いたところにまっすぐ行けたことがないので、分かんないけど、後悔ないからね。』
なんてことを、言う人なんですよ。
最初、活字のインタビュー読んだ時は、とがってんなこの人…
さすがミュージシャン、そうですね。とかほぼ言わない。いや、それは…みたいな。
なもんで、ぜったい怖いよ。と思たけど、やっぱりミュージシャン。the魅力の塊。
ラジオの声が、まぁ優しい。そしていちいち言うこと、真っ当。
声は嘘つけないからね。言葉や行動に責任を取ろうとする人たちの声は、なんだかすべからく浮ついてないのに、優しんだよ。そんな声の持ち主大好きなんだよ。
あまり知らない人なんだけれど、
たくさんの仲間とか友人とかリスナーに囲まれ、想いを音として歌として表現できる才能や努力に恵まれ、認められ、日々、命を燃やせるスーパースターな方だけれども
『まぁ俺は思い描いたところにまっすぐ行けたことがないので』
これだよな、この人の根底って。
自分対自分以外だったんだろうか。何をそんなに許せずにいたんだろうか。
ラジオとかインタビューの細美さんが語る昔話を読んでると、環境がと言うよりは自分の心持ちで生きづらかったんだろうな、と思う。からこそ余計に
『自分が幸せかどうか、自分の状況がプラスかどうかは自分が勝手にそうすれば良いだけの話で、周りの状況が今の自分が幸せか恵まれているか決定するんじゃないんだ。』
みたいな言葉が真実味を帯びるんだよな…。
「全部に意味がある」って、私は自分がどん底にいた時に拾った感覚だから、それが事実だということもわかる。
迷って、ビビって立ち止まって、ようやく一歩を踏み出して、それでもすぐに立ち止まって、変われないんだ自分は、変わらないんだ明日は。とズーンとなりかけて、でもまた、一人でもいい、歩き出そうって思った時に、細美さんの言葉に出会えて良かった。
いつか、あっちに頭打ち、こっちに頭打ち、てなふうに歩いた道の先で会いたいスーパースターです。
いいね、細美武士さん!!